【2-4】チェーン別店舗攻略

【店舗せどり】家電量販店仕入れの攻略法

どうも、ののです

今日は家電量販店でのせどりの方法について詳しく解説していきます。

家電量販店とは?

読んで字の如く家電を販売している量販店舗ですね。

皆さんは家電量販店はいくつ知ってますか?
ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラ等々、、、
まずはどんな家電量販店があって、だいたいどれくらいの規模なのかをざっくりと把握しましょう!
大まかな店舗は以下の通りです。

家電量販店 基本情報 2018年版

順位 企業名 売上高 経常利益 店舗数
1 ヤマダ電機 1兆5738億円 473億円 737
2 ビックカメラ 7790億円 243億円 50
3 エディオン 6862億円 161億円 1164
4 ヨドバシカメラ 6805億円 606億円 23
5 ケーズデンキ 6791億円 366億円 496
6 ノジマ 5018億円 179億円 171
7 上新電機  3917億円 96億円 227

参照URL:  https://matome.naver.jp/odai/2143099073052331701

だいたいこの7つが有名で、他にマツヤデンキ、ベスト電器、コジマなんかがありますね。

家電量販店のせどりは、このあたりのチェーンの店舗を中心に行なっていきます。

各チェーンの特徴

それぞれの数字と仕入れやすさランキングを

A:仕入れやすい
B:そこそこ仕入れできる
C:仕入れしにくい

で表していますので、ご参考までに。

ヤマダ電機(仕入ランクA)

売上高 1位
利益額 2位
利益率 5位
店舗数 2位
1店舗売上 4位

売上高1位の家電業界の雄です。基本的には薄利多売(利益率5位)のチェーンなので、僕らは安く仕入れられます。

家電仕入れの筆頭チェーンだと思っていてください。

系列チェーンとしてマツヤデンキや九州を中心に展開しているベスト電器があります。

ヤマダ電機・マツヤデンキ・ベスト電器はPOP等、統一の物を使用していますので、店舗の見方はほぼ一緒です。

店舗はヤマダLABIとテックランドに分かれていて、LABIはテックランドの廃番品などを集約する店舗ですので、LABIの方が仕入れがしやすい店舗です。

また、アウトレット店舗も仕入れがしやすい店舗になります。

最近ヤマダが力を入れている「家電住まいる館」はあまり仕入れがしにくい店舗になります。

ビックカメラ(仕入ランクA)

売上高 2位
利益額 4位
利益率 4位
店舗数 6位
1店舗売上 2位

売上高業界2位のチェーンです。店舗数は少なく、都心を中心に展開しています。郊外は主要都市の駅前にのみ出店しています。

仕入れはかなりしやすいチェーンです。

通常のビックカメラの他にパソコン館、カメラ館、アウトレットなどありますが、どの店舗も仕入れがしやすい店舗です。

系列店としてコジマソフマップがあり、こちらも値札も同じで店舗の見方も一緒です。

エディオン(仕入ランクB)

売上高 3位
利益額 6位
利益率 7位
店舗数 1位
1店舗売上 7位

売上高は第3位も、利益額・利益率・1店舗あたりの売上も低く、値つけも基本高いチェーンです。

店舗数は一番多いものの、小型店も多いです。

価格は高いが、年配者に身近でアフターサポートが充実しています。

仕入れは上記2チェーンに比べると基本の値つけが高いのでしにくいチェーンです。

赤札処分期間などに集中的に回るのがオススメです。

店舗は通常店舗とアウトレット店舗(福岡に2店舗)、FC店舗があります。

FC店舗は仕入れ対象にならないので、回る必要はありません。

100満ボルトはエディオンの系列店です。

ヨドバシカメラ(仕入ランクC)

売上高 4位
利益額 1位
利益率 1位
店舗数 7位
1店舗売上 1位

売上高は4位ですが、利益額・利益率ともに業界1位を叩き出す業界の優良企業です。

店舗数も少なく、1店あたりの売上もトップで効率的な経営をしています。

ネット通販事業に力を入れており、そこからの利益が全体に寄与しています。

利益をしっかり確保しているということは、我々に取っては安く仕入れできない企業ということでもあります。

どこの店舗でも仕入れは非常に難しく、他のチェーンに比べてかなり利益を出しにくい企業です。

ケーズデンキ(仕入ランクB)

売上高 5位
利益額 3位
利益率 2位
店舗数 3位
1店舗売上 6位

ちびまる子ちゃんのCMでおなじみの企業です。

他の家電量販店とは違い、ポイントサービスをやっておらず、「安心パスポート」というカードで現金値引きを実施しているのが特徴です。

店舗による取れる取れないがはっきりしている企業です。

ノジマ(仕入ランクC)

売上高 6位
利益額 5位
利益率 3位
店舗数 5位
1店舗売上 3位

関東を中心に展開する企業です。

最近ではせどらーにかなり厳しく、1個限定商品などをせどらーだとわかると一切売らなくなっています。

ジョーシン(仕入れランクB~C)

売上高 7位
利益額 7位
利益率 6位
店舗数 4位
1店舗売上 5位

数字だけを見るとかなり厳しい企業です。

近畿圏ではかなり見かけるチェーン。

通常の値段はエディオンと同等くらいで、安くもなく高くもなくです。

阪神推しの店内なので、カープファンの僕はあまり行くことはありません笑

店舗裁量が強い店舗なので、店長と仲良くなるとかなり仕入れがしやすくなります

 

以上が簡単なチェーンごとの説明でした。次からは家電量販店と他業態(ホームセンター、モールなど)の違いをみていきます。

他の業態との違い

ここからは家電量販店と他の業態との違いをみていきましょう!

まとめ買いしにくい

家電量販店は基本的にはせどらーに厳しいです。

まとめ買いすると転売目的だと判断されて購入を断られることもあります

また、ポイントカードの購入履歴から転売だと判断され購入を断られることもあります。

他の業態に比べて高単価な商材が多い

オーディオ、カメラ、携帯電話、プリンター、パソコンなど、高単価な商材が多いので、

回転の悪いものを仕入れていると資金ショートの恐れがあります。

攻略方法〜基礎編

家電量販店の攻略法をみていきます。まずは基礎編から!

セール商品/割引商品を狙う

この写真のような割引、セールになっている商品を狙う方法です。

基本的にはせどらーだろうが、一般消費者だろうがみんなが見る場所なので、全国的にセールをしている場合、

値崩れが発生し、価格競争が起きる可能性が高い商品たちです。

廃番商品/プレ値を狙う

例えばこのリンク先の商品を見てください。

MB110JB

定価は5,616円ですが、現在生産終了(廃番)になっており、価格は2万円前後、もうメーカーからも取り寄せができない商品です。

それでも欲しい人がいる為、定価よりも高い状態(プレ値)になっています

こういった需要のある廃番商品を狙うと高確率で利益が出ます。

決算期/GW・年末年始・連休/季節の変わり目を狙う

企業の決算期を狙うのも手です。

企業は本決算の月や半期決算の月は滞留在庫を処分します。

在庫というものは会計上「資産」として、計上されるので、いらない在庫が多ければ多いほど

資産として計上されて支払う税金が増えるんですね。

その為、企業は決算期に在庫を捌こうとセールを行っています。

それを狙って仕入れを行うと安く仕入れることができます。

また、GW・年末年始・3連休もセールを行うので狙いやすいタイミングです。

他にも季節の変わり目でも安く仕入れることができます。

例えば夏物家電などは8月のお盆を過ぎると一気に安売りをし始めますが、実際は9月末頃まで暑さは続きます。

その為、8月に仕入れてもまだまだ売ることができます。

家電以外も狙う

家電量販店なので、カメラ・パソコン・プリンター等を仕入れようとする人が多いのですが(当たり前ですが)、

実は家電量販店には工具だったり日用品なども多く取り揃えております。

しかし、家電量販店に工具を買いに行く人はなかなかいません。笑

なので、店舗側は安く処分することがあるので、我々は仕入れることができます。

メーカー規制に注意しよう

最近ではSONY,Panasonicなど、業界大手のメーカーがamazon販売を規制しています。

規制がかかる可能性があるメーカーについてはこちらの記事を参照頂ければと思いますが、

この流れはどんどん加速して行くと思われます。

仕入れがしにくくなっていきますので、この手の情報は注視しておきましょう。

攻略方法〜基本編

セール攻略

セールには全店展開セールと店舗独自のセールがあります

全店展開のセールだと例えばヤマダだと全国に737店舗あるので、1店舗3個セールしてたとしても2,000個以上の商品が世の中に出ている事になります。

そうなるとたくさんのせどらーが購入すると価格が崩れますよね。

店舗独自セールだとその店舗でしかセールをしていないので、価格は崩れにくくなります。

そういった店舗独自セールを狙っていきましょう。

他にも期間限定セールなども狙っていきましょう!

チラシ攻略

チラシには利益が出る商品が沢山掲載されています。

特に3連休やGW,年末年始等の大きな休みの前のチラシは必ずチェックしましょう

商品攻略

展示品などの安い商品をチェックしよう

展示品限りの価格!等のPOPを見かけることがありますが、実は新品在庫があったりもします

必ず新品がないかも確認しましょう!

在庫数をチェックしよう

利益が出る商品を見つけた!

と喜んでその商品を持ってレジに行くのはまだ早いです。

その商品は店頭だけではなく、バックヤードにもあるかもしれません。

必ず店員に在庫数を確認しましょう。

他店舗在庫をチェックしよう

利益が出る商品を見つけたが、もう店頭には1個しかない。

で諦めるのはまだ早いです。

他店舗の在庫を教えてくれる店員もいます。

他店舗在庫もチェックしましょう。

店内攻略

ワゴンを見つけたらチェックしてみよう

割引商品をまとめてワゴン内に置いてあることがあります。

割引ワゴンを見つけたら必ずチェックするようにしましょう

通常棚やエンドをチェックしよう

エンドや通常棚の中にも割引商品があります。

見逃さずにしっかりと確認しよう!

ショーケースの中をチェックしよう

ショーケースの中の商品はJANがわからなかったりと他のせどらーがスルーしてるものも多くあります。

お宝が眠っていることも結構あるので必ずチェックしよう!

店舗攻略〜応用編

店舗特性攻略

店舗によってのクセや割引率の違いなどが結構あります。

Aという商品が本店では10,000円なのに東店では8,980円だったなんてことも普通におきます。

また、他店の在庫を集める集約店と呼ばれる店舗だと、他の店舗も売れ残りを集めてそこで一気に処分するので、安い商品が他店舗より多くあります。

  • 割引を頻繁にする店舗かどうか
  • 割引率が他より高い店舗かどうか
  • 集約店かどうか

等を確認するようにしましょう。

値札攻略

値札によって割引しているかどうかがだいたいわかります。

こんな値札は割引率が高い値札です。

金額のキリが良い

こういう300円や、500円などのキリの良い値札は向こうが早く売り切りたい商品です。

値札二重貼り

値下げしても売れなかったので再値下げした商品です。

黄色値札

強調色を使って値下げを訴求しています。

手がき札

手書きで値下げを知らせています。

こういう値札を見つけたら調べるようにしましょう

店員攻略

店員と仲良くなると向こうから商品を紹介してくれたりと良いことづくめです。

また、値下げ交渉の際は必ずある程度権限のありそうな人を選びましょう。

ペーペーの社員を捕まえても値下げの権限がないので、全く意味がありません。

値下げ交渉は程々に。あくまでも継続的に取引ができるような関係を築くように努力しましょう。

レジ落とし攻略

POPに9,800円と書かれていたのにレジに持って行くと4,980円になった!

なんて事がたまにおきます。

レジ落としについて詳しく書いてますので、参考がてら見てみてください。

終わりに

以上、簡単ですが基本的な家電量販店の攻略方法について書きました。

もっと詳しく知りたい人は有料noteにて販売中の各量販店の攻略法や実際に僕が仕入れて売ったものなんかを参考にしてみてください。

それらを見ると格段にレベルアップできるように作っております。