今回の記事は【店舗せどり】実際に店舗に行ってみよう その①の続きになります。
前回は完全初心者向けの基本的な承認知識などを紹介してきましたが、今回はより実践的な内容になります。
Contents
商品の価格を読み込んでみよう
JANの手打ち
せどりすとプレミアムでは、JANコードを手打ちして商品を検索することができます。
ショーケース内の商品など、ビームで読み込めない商品を検索する場合はJANコードを手打ちすることで検索が可能です。
JANをスマホで読み込み
せどりすとプレミアム内でカメラを起動してJANコードに当てると、読み込むことができます。
ビームで読み込み
KDC200というバーコードリーダーをBluetoothでスマホと接続することで、ビームを使用することができます。
店舗せどりではビームでの読み込みがメインのリサーチ法になりますね。
実際にどんな表示になるのか
せどりすとプレミアムの画面で解説
今回は例としてJANコード:9784800720306の商品を見ていきましょう。
せどりすとプレミアムでJANコードを読み込むと、以下の画像のような表示が出てきます。
次に表示された商品をタップすると、以下の画面が出てきます。
この画面の「仕入値」という項目を見てください。ここに商品の仕入れ値を入力して、画面右下の「出品データ採用」をタップすると自動的に粗利が計算されます。
この商品の場合だと、粗利は936円になりますね。
仕入れられないものの例(商品&値札写真、モノレートリンク&説明)
こちらのDVDプレイヤーですが、まずはせどりすとプレミアムで利益が取れるのかどうかをチェックしてみましょう。
値札を見て分かるように、この商品は13800円(税込み14904円)ですね。この数字をせどりすとプレミアムの仕入値に入力してみます。
粗利が-6530円になっていますね。ということはこの商品を仕入れてアマゾンで販売すると、6530円損してしまうということです。
この商品は利益が出ない商品(仕入れできない商品)ですね。
仕入れできるものの例
この商品をせどりすとプレミアムで見てみると、「出品者なし」の表示があります。
次にモノレートを見てみましょう。
3980円で問題なく売れてますね!この商品の仕入れ値は1800円(税込み)なので、せどりすとの仕入値に1800、出品価格に3980と入力します。
粗利1317円と利益率も良いですね!この商品は仕入れができる商品です。
仕入れできる商品が見つかったら
よし早速仕入れよう!
の前に確認してほしい事があります。
以下、しっかりと確認してから購入しましょう!
①出品できるかどうかの確認
まずはその商品が出品できるかどうかを確認しましょう。
アカウント作成時期や販売実績によって出品可能な商品・メーカーが人によって違います。
こちらで確認できます。
②商品の売れ行きの確認
その商品がどれくらいの期間に何個売れているかを確認しましょう!
③ライバルの確認
最安値近辺で出品しているセラーがライバルになります。
- ライバルが何人いるのか
- ライバルは在庫をいくつ持っているのか
- FBA出品かどうか
を必ず確認しましょう。
②で確認した売れる数と、ライバル人数、在庫数を見れば自分の商品がどれくらいで売れるのか判断する事ができます。
FBA出品者かどうか
ライバルの確認の中でもFBA出品かどうかは必ず確認しましょう!
FBAで出品をしていると、アマゾンのプライム便(速達便)が使えるので、早く欲しいというお客様に選ばれやすいです。
また、アマゾンもFBA出品を推奨しているので、FBAで出品しているとカートを撮りやすくなります。
④利益率の確認
店舗せどりの場合、僕が推奨している利益率は最低20%です。
基本的にはそれ以下の利益率の商品はスルーしています。
ただし、例外として納品後、即売れるような回転のかなり良い商品は利益率が20%未満でも積極的に仕入れします。複利で資金を増やしていける商品ですので。
⑤全国チェーンのセール品かどうか
イオンやヤマダ電機のような全国チェーンのセール品は全国価格が一緒でどこでも仕入れできるので、一気に価格が値崩れします。
その時利益が出ていても、どんどん値下げ競争が始まり、最終的に赤字になるなんて事も多々あります。
こちらはヤマダ電機のセール品。
出品者が一気に増えて、価格が暴落していますね。
こちらはイオンのセール品
こちらも同じですね。
こういう事が起きるので、全国チェーンのセール品は注意です。
仕入れ判断に迷ったら
コンサルなどを受けている人は師匠などに聞けば良いですが、そうではない人が大半だと思います。
仕入れ判断に迷った場合に考えることは以下の通りです。
赤字になるかならないか
その商品が仕入れ後に価格が下がった場合、赤字にならないギリギリのライン(損益分岐点)はどのくらいなのかを考えましょう。
そのラインで売れる・そのラインまでに売り切れると判断するなら損することはないので、勉強代として支払ったと思えば良いのです。
損益分岐点を見定めて、暴落した時に赤字になるかどうか、損するかどうかという観点で考えましょう!
回転の良い商品かどうか
仮に見込み違いだったとしても、回転の良い商品ならすぐ損切りしてでも資金を回収できますが、回転の悪い商品だとなかなか回収できません。
回転は必ずチェックするようにしましょう!
低単価商品かどうか
仮に仕入値が500円の商品で悩んでいたとします。
その商品が全然見込み違いでダメだったとしてもダメージは500円ですよね?
なんて人はあまりいないですよねw
だとしたら低単価商品は積極的に仕入れしてみましょう!
仮に売れなくても失敗ではない
仮にチャレンジしたけど、
なんて事になるかもしれません。
でもそれは失敗ではありません。それをチャレンジした事によって経験値が蓄積されていき、次のチャレンジの際に必ず活きてきます。
仕入れしたことある人なら誰しもがわかると思いますが、自分が仕入れた商品・販売した商品の事は絶対に忘れません。
なので、どんどん経験値が蓄積されていくので、その場限りでは失敗でも長い目で見ると経験値を蓄積してさらなる売り上げを生むことになるので、それはプラスです。
アマゾン本体が出品していた場合
この質問は本当によくきます。
アマゾン本体が在庫を持っていても別にずっとカートをアマゾンが取っているわけじゃありません。
価格を合わせておけばいつか自分もカートを取る順番が回ってきます。
自分とアマゾンしかいない場合、2:8くらいの割合でカートを取れるイメージです。
その人のセラーとしての実績やアカウント状態にもよるので一概には言えませんが。
なので、回転の良い商品であればアマゾン本体がいても問題ないでしょう。
ただ、回転の悪い商品だとなかなか売れない可能性がありますので、自分の余力なども鑑みながら検討しましょう!
商品をチェックしよう
箱に汚れがないか、潰れてないか
商品に汚れがある場合、アルコールタオルなどで拭いて綺麗になれば新品として出品しましょう。
色褪せがひどかったり、外箱のダメージがひどい場合はクレームの対象になるので仕入れは控えましょう。
もしくはコンディションを中古にして出品しましょう。
新品として出品できるかどうかの判断基準は自分がそれをもらって嬉しいかどうか
ぼくはこの基準で仕入れするかどうかの判断をしています。
その商品を自分が新品で購入して手元に届いた際に、嫌な気持ちになるならその商品の仕入れは控えましょう。
それが届いてなんとも思わないならその商品は仕入れしましょう。
実際に購入しよう
仕入れにはクレカを使うのが基本
クレカを使って仕入れる事で支払いを遅らせることが出来たり、ポイントやマイルを貯める事ができます。
おすすめのクレカに関してはこちらの記事にまとめているので、参考にしてみてください。
クーポンやアプリを活用しよう
大手チェーンでは、お店のアプリがあることが多いです。
アプリでは会員限定のクーポンがもらえたり、ポイントカードと同じようにポイントが貯まったりするので必ず活用しましょう。
ただし、家電量販店や転売に厳しいチェーンはアプリやカードの履歴で転売認定されることがあるので、仕入れ個数には注意しましょう!
小売店のアプリに関しては以下の記事にまとめています。
もう一手間で利益を上乗せ
在庫が他にないか聞いてみよう
お店で利益商品を見つけた時、店員さんに在庫数の確認をしていますか?
店頭に出ていなくてもバックに在庫があることも少なくないので、利益商品を見つけたら必ずほかに在庫があるかの確認をしましょう!
他チェーンでもその商品が利益が出るか確認しよう
同じチェーン店でも店舗によって値段が違う事があります。例えばドン・キホーテは店舗裁量が強いので、店舗によって値段が違う事も多いですね。
「A店の価格なら利益が取れるけどB店の価格では取れない」ということもあるので、ちゃんと確認しましょう。
展示品は新品在庫があることも。要確認
「展示品のみ」の表示があっても、在庫が残っていることがあります。
展示品の価格で利益が出る商品を見つけたら、店員さんに必ず在庫があるか聞いてみましょう。
展示品をほぼ新品で出して利益を出すことも
状態がキレイな商品であればほぼ新品コンディションで出品できます。
また、展示品は値下げ交渉もしやすいので「展示品なのでちょっと安くしてもらえませんか?」と一言言ってみるのもありですね。
商品を自宅に発送しよう
車が基本。持っていない人は配送サービスを活用
ドンキやビックカメラなど、〇円以上の購入で無料で自宅配送してくれる店舗もあります。
電車や徒歩でせどりをやっている方は配送サービスを利用して、物量をカバーしましょう!
車の人は車に積み込もう
オリコンなどの箱を用意するのがおススメ
オリコン(=折り畳みコンテナ)を車に積んでおくと、移動中の商品へのダメージを防ぐことができます。
移動中は意外と商品が動くので、袋のまま入れておくと思わぬ破損の危険があります。
参考までに、ぼくが使っているオリコンはこちらです。
まとめ
今回は店舗せどり実践編として、具体的な仕入れの流れを紹介してきました。
【店舗せどり】実際に店舗に行ってみよう その①と合わせて読むことで店舗せどりの基本はおさえられるので、読んだ方は実際に店舗に足を運んでみましょう!